いろんな人生の味がある【13】

自分の花を咲かせる会

「人生再生の集いDay7ホンブン」

 

【いろんな人生の味がある】

 

料理の世界で

味に関する世界統一の見解を

作っておこうという動きが

もうずいぶんと前にありまして、

 

世界の料理界では

「甘味」

「塩味」

「苦味」

「酸味」

が基本的な味の要素だと

まとめようとしたのですが、

 

日本の料理人が

いやちょっと待って!

「旨味」というのもありますよ

と言って、

 

料理の味の要素としては

「甘味」

「塩味」

「苦味」

「酸味」

「旨味」

5つであると

いうことになりました。

 

すべての料理の味は

この味の5要素の

組み合わせであるというわけです。

 

まあしかし

これにプラスして

「辛味」

「渋味」

があるだろうという

話もでてきているようです。

 

子供のころには

甘味が好きだったりしますが、

酸味や苦味や辛味や渋味は

あまり好きでない人が

多いのではないでしょうか。

 

これらは

ちょっと大人の味なのかも

しれませんね。

 

一方で旨味とは

どういったものでしょうか。

 

肉や野菜をグツグツ煮込むと

何とも深い味わいのするダシが

でてきますね。

 

表面的でない深い味で

また不思議と決して飽きません。

 

これは何度再読しても

飽きない本のようでもあり

何度観ても

飽きない映画のようでもあります。

 

この旨味のない料理は

いろいろ味を工夫しても

なかなか美味しいものにはなりえない。

 

そんな気さえいたします。

 

牛や魚の中でも

苦いと言えばレバーですよね。

 

レバーは身体の毒素などが

集められる臓器でもあります。

 

またゴーヤなど苦い植物には

薬効があるので健康に良いとも

言われています。

 

実はですね、

薬は毒、毒は薬です。

 

摂取する個体の大きさに比して

量が少なければ薬で

多ければ毒なんですね。

 

ですからレバーの苦味は

毒であり薬でもある成分だと

いって良いのではないかと

思っています。

 

人間は細菌と共生していますが

悪い細菌などが身体の中で

増えてきて体調が崩れたとき

こういった苦味が活躍します。

 

細菌などはちょっとの毒で

十分死滅してしまうので、

人間には薬となる訳ですね。

 

また「酸いも甘いも知り尽くした」

などという言葉がありますね。

 

こういう方は

人生経験豊富で

ちょっとのことでは

へこたれない強さがありそうですし、

また今苦境にある人には

優しく接することもできそうです。

 

さらにはいろんな面で

達観していそうでもあります。

 

「酸っぱい」の代名詞といえば

ビタミンCとかクエン酸かもしれませんが

ビタミンCはストレス耐性を上げてくれ、

クエン酸は疲労回復の効果が

あると言われています。

 

果実の中でも

まだ青い実が酸っぱいですが、

まだ青いということは若いということでも

ありますね。

 

若い果実は生命力に満ち、

ストレスに耐える力や

疲労を早く回復させる力があるのかも

しれませんね。

 

塩分は汗と一緒に

身体の外に流れますが、

中学校のとき、

きっと理科の実験で

塩は電解質ということを

学んでおられると思います。

 

塩水は電気を通すのでしたね。

 

電気を流すと

イオンがどうたらこうたら・・・・

 

つまり

脳から電気信号が神経を

通っていくわけですが、

細胞内には

核とかリボゾームとか

ミトコンドリアとか

まあいろいろなものがありますが、

これらは細胞内の水に

浮かんでいるのでもあります。

 

その水に塩分があれば

細胞内で化学反応が可能となる

というわけですね。

 

よく知られた話では

塩分不足だと足がつりやすい

などといわれますが、

塩分不足だと

脚の筋肉内で化学反応ができないために

起こっていると

考えられます。

 

塩はNClと表記されますが

このナトリウムが電解質だと

いうことです。

 

ナトリウム他ミネラルは

必須栄養素のひとつですが、

通常天然の塩の中には

ミネラルが豊富に含まれており、

身体の中で様々な

反応をして生命活動を

助けてくれています。

 

塩味は生命活動に

欠かせないというわけですね。

 

人生において

しょっぱい経験とかも

あるでしょうが、

しょっぱい経験による

考え方や生き方の

化学変化によって

大人に近づいていけるのかも

しれませんね

 

甘い経験だけだと

覇気のない弱々しい

人生になってしまいかねません。

 

特に甘さには

中毒性があるとも言われています。

 

私も甘いものが

好きですが、

甘いものを多くとる人は

脳が疲れている人が

多いようでもあります。

 

脳の主食は

ブドウ糖ですからね。

 

脳が忙しい人は

頻繁にアイスクリームを

食べたくなるようです。

 

心当たりありませんか?

 

まあ必要があって

食べているのでもありますが、

脳が走りっぱなし

という感じでしょうか。

 

天才タイプが多いかもしれませんが

同時に病的でもあります。

 

病的だけど

天才として

経済的に成り立っていれば

問題ありませんが、

病的な部分が目立ち

苦しい人生になっているとすれば

改めたいところですね。

 

それには

生き方や勉強の仕方や働き方に

緩急をつけることを

覚えるしかどうも手がなさそうです。

 

一日のうち

頭を空っぽにする時間を

つくるのが大事なようです。

 

横になり

身体をだら~んとさせたり

ストレッチをして

筋肉を伸ばしたり

はたまた

ハード目のジョギングや筋トレなど

汗をかく習慣をつけると

頭が楽になります。

 

また、頭の整理術を

マスターするなどして

頭の中の情報の整理など

しますと頭が軽くなって

一層頭の働きがよくなるそうですから

ぜひ試してみてください。

 

甘いものばかり摂って

何かしら考え続けているのは

ちょっと病的かもしれません。

 

改善をはかりたいものですね。

 

「辛味」もね、

大人には魅力的な味でも

ありますね。

 

からしやワサビやトウガラシ、その他。

 

アクセントにはとても

良いですよね。

 

料理が締まります。

 

しかしこれが強すぎると

少なくとも美味しく食べるのは

難しくなりますね。

 

最近激辛料理などにも

挑戦する若者もいたりしますが、

人生が激辛なのは嫌なものです。

 

人生のアクセントぐらいだと

人生が締まって良さそうですけれども。

 

あと余談ではありますが、

はっきりした濃い味とか

刺激の強いものとか、

出された味じゃ満足できず

たくさん塩やこしょうを振るとかね、

またさきほどもありましたが

甘いものばかり食べるとか、

そういう人は随分と

抑圧されているようでもありますよ。

 

家族との葛藤を

解消できると味の好みも

薄めになってきたり

するそうです。

 

まあしかし

歴史を眺めていると

家庭に問題ありそうな

武将が歴史を動かしたなんて

話もあったりしますね。

 

武田信玄と父との葛藤

伊達政宗は母との葛藤

織田信長にもありましたね。

 

そういった面白い観点、

歴史のスケールでの

心理の観点もあるので

バランスがとれていれば

楽で幸せではありますけれど

標準に収まりきる必要も

ないのだという割り切りも

面白い人生の展開の可能性を感じて

そんなのもありかもしれないと

思ったりはいたしますよ。

 

そんなこんなで

料理の味と人生の味について考えました。

 

美味しい人生を生きる

美味しい人になっていただければと

 

思っております。