· 

親子関係が人間関係のひな型【9】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の花を咲かせる会

「人生再生の集いDay1」

 

【親子関係が人間関係のひな型】

 

本日は、

どうして自分は不器用なのか?

について考えたいと思います。

 

人によっては学校時代から

クラブ活動が続かなかったり、

あるいは学校を中退してしまったり。

 

学校時代はなんとか

人並みに、あるいは人並み以上に

頑張ったものの、

社会人になってなぜか上手くいかず、

転職を繰り返したり、

アルバイトから抜け出せなかったり。

 

学業では人並み以上に

頑張ることもできたのに、

仕事がなぜかうまくいかない。

 

そんな方って

結構おられるようです。

 

最近はコンビニ等で働く外国人も

増えてきていますが、

外国人の間でも

日本人はメンヘラが多く

仕事が続かない人が多い、

なんで????

と思っている方が結構いるようです。

 

人間関係に不器用でも

仕事を続けられて、

普通に生活していけるなら

問題はありませんが、

精神的に病んでしまい

働けなくなるとしたら

人間関係に不器用なのは

結構致命的な弱点とも言えますよね。

 

おそらくは感受性が強いので

人間関係が上手くいかないと

いろんな面が上手くいかなくなると

いったところだと思うのですが、


感受性が強いということは

実はいろんな才能が花開きやすい

ということでもありますから

希望を持っていただきたい

とも思います。

 

実は

親子関係や家族関係が

人間関係のひな型になると

言われています。

 

ですから親子の葛藤が

解消できると

人生はとても幸せなものに

なっていくんですね。

 

人生とはまずひとつに

前半に社会に貢献する力を

身に付け、

その力を発揮することで

社会に貢献する喜びを

得ることにあるのではないかと

思いますが、

親子の葛藤が強いと、

人間関係で苦しみ、

社会から離脱をしてしまうことも

多くなるようです。

 

それでは社会に貢献のしようも

ありませんものね。

 

社会から

ドロップアウトしてしまうのは

とてもとても苦しいものです。

 

できることなら立ち直りたい。

 

しかし社会復帰の試みが

何度も失敗すると、

やがてすべての努力を

放棄してしまうことも

あります。

 

これを学習性無気力といいます。

 

学習性無気力に陥ると

社会復帰の試みなどもう

不可能になってきますね。

 

ただただ苦しい状況を耐える。

 

そんなふうになってきます。

 

周りの心ある方が

安心安全な場所に引っ張っていって

しばらく休養するなど

心温まる環境と心温まる人間関係

そして時間薬が

必要なのだと思います。

 

しかし

人間には自然治癒力がありますからね、

安全な環境で好きな事をしていると

徐々にエネルギーが回復していくものです。

 

心が深く傷ついて

何もできないときはありますが、

そんなときには

もう好きな事だけをして過ごすのが

一番良いのだと思います。

 

そうこうしてるうちに

傷が癒されてきて、

あ~~なんか暇だなあと感じて

なんだかうずうずしてくる時期が

やってきますね。

 

全てのやる気をなくしても

人生に絶望しても

人間も生物ですから、

本能的なレベルで伸びていこうとする欲求は

あったりもするものです。

 

ひとつメンタルの病気の人に

共通することとして

自分の人生を生きていない

ということは言えると思っています。

 

自分の人生を生きるのは

なかなかに大変なものでは

あるかもしれませんが、

勇気をだして自分の人生を

生きてみると、

メンタルの病気も快方に

向いだしたという話は

多いようですよ。

 

そして自分なりのしたいことを

見つけ、自分なりの人生を歩む過程で

さまざまな人間関係や障害に遭遇し

それらを一つひとつ乗り越えていくうちに

どうも親子の葛藤も乗り越えていける。

 

上司が最悪だった。

 

先輩が最悪だった。

 

なんて思っていたら

それは実は親子関係によって

自分自身の人との接し方や

物事のとらえ方が

ちょっと歪んでしまっていて

上司や先輩との上手な付き合い方ができない

ということにすぎない

というのが本当の姿であったり

するようです。

 

自分の感じ方や考え方が

いまのままで正しいと考え

悪いのは周りであると固定的に

考えてしまっては

なかなか周りの人との健全な関係を

築けませんよね。

 

普通の方はメンタルの病気の方が

思っているほど腐っているわけでは

ありませんし、

また薄情なわけでもありません。

 

ただ精神医学や心理学などの

学びをしていないので

どうしたらよいか分からないだけで

あったりしますので、

そこのところはちょっと

割り引いて考えてあげて

ほしいものだと思います。

 

感じ方や考え方について

世界にはいろんな見方や考え方が

あるんだと知って、

またそれらはそれぞれに正しいんだと思って、

さらにはそれらは自由なんだと思って、

自分の好きな見方考え方を

選んでいってくださればと

思います。

 

自分に害を与えていると

思っていた人や社会、

あるいは言葉や行動、

そしてその根底にある

物事の見方や考え方。

 

そんな見方や考え方にも

その背景などを考えることで、

また新たな印象を持って

眺めることもできるように

なるかと思います。

 

そうこうしているうちに

上司や先輩あるいは同僚との

人間関係がちょっとずつ

楽になりだしたりして、

その頃には

親についての自分の気持ちにも

変化が現れたりもして、

いつの間にか親子の葛藤も

乗り越えることができた

というような結果になれば

嬉しく思います。

 

親子の葛藤を乗り越えたときには

ほんとうに様々な人と良い関係を

築いていけるようにもなり

幸せ感の多い人生になって

いくものですよ。

 

アドラーは全ての悩みは

人間関係の悩みであると

いっていますが、

ここまでを振り返って見ると

なるほどそんなふうにも

感じていただけるのではないかと

思います。

 

メンタルの病気からの

回復にはひとつ

このようなプロセスが

あるのではないかと

思っている次第です。

 

このプログラムへの参加を通じて

人間関係が楽になって

自分らしい人生を

生きるようになる方が

増えてくることを

心より願っています。

 

まあ、肩の力を抜いて

プログラムを楽しみながら

仲間と良い意味で刺激し合い、

癒しと成長を図っていただければと

思います。